「寂しさ」を「最強の武器」に変える『正しい孤独』の歩き方|人間関係リセット癖から1年で資格8つ取得した実践ロードマップ

マインドフルネス

「誰かに認めてもらわないと、自分に価値がない気がする」

かつての私は、常に他人の評価というガソリンがないと走れない車でした。 LINEの返信が早ければ安心し、遅ければ「嫌われた」と絶望する。 SNSの「いいね」の数で、その日の気分の良し悪しが決まる。 自分の人生なのに、操縦席に座っているのは常に「他人の目」でした。

そんな私が、人間関係リセット癖や浪費癖から抜け出し、揺るがない「自分軸」を手に入れることができたきっかけ。 それは、「孤独(ソリチュード)の中で、自分で決めたハードルを自分で超える」という体験を積み重ねたことでした。

私の場合は、それがたまたま「資格取得」でした。 1年で8つの資格を取りましたが、本当に大切だったのは「資格そのもの」ではありません。 「やると決めたことを、やり遂げた」という事実 これこそが、私を惨めな孤独(ロンリネス)の沼から救い出し、豊かな孤独(ソリチュード)へと導いてくれたのです。

Loneliness(ロンリネス):消極的孤独

  • 「誰にも相手にされない」という受け身の寂しさ
  • 他人の不在を嘆き、心が枯渇していく状態
  • 他人軸で生きている時に感じる「惨めさ」

Solitude(ソリチュード):積極的孤独

  • 「あえて一人になる」という能動的な選択
  • 自分自身と対話し、心が回復していく状態
  • 自分軸を取り戻すための「豊かな時間」

この記事では、私が実践した「ソリチュードを手に入れる3つのフェーズ」と、誰でも今日からできる「自分への信頼」の積み上げ方についてお話しします。

「自信」の正体は、自分との約束

私たちはよく「自信をつけたい」と言います。 では、自信とは一体何でしょうか? 優れたスキルがあること? 人より優れていること? 私は違うと思います。

自信とは、文字通り「自分を信じること」です。 「私は、私を裏切らない」という確信です。

他人の評価は天気のように変わりますが、「私は今日、決めたことをやった」という事実は、誰にも奪えません。 私が人間関係に疲れ、孤独を感じていたのは、自分自身を信じていなかったからです。 だからこそ、まずは自分との信頼関係を結び直す必要がありました。

ソリチュードを手に入れる「3つのフェーズ」

では、どうやってネガティブな孤独(ロンリネス)を、自分を育てる孤独(ソリチュード)に変えていったのか。 私が辿った道のりは、以下の3つのフェーズでした。

フェーズ1:デトックス期(情報の遮断)

まずは、自分と向き合うための環境作りです。 人間関係に疲れている時、他人のキラキラしたSNSは猛毒です。

  • SNSアプリをスマホの奥深くにしまう(または消す)
  • 「今は集中したいことがある」と周囲に伝え、飲み会を断る

この時期は、徹底的に「誰とも繋がらない」ことを意識しました。 最初は寂しさが襲ってきますが、「これは見捨てられたんじゃない。自分との約束を守るための準備期間だ」と言い聞かせ、ノイズを遮断しました。

フェーズ2:ビルド期(小さな成功体験の積み重ね)

ここが一番重要です。 自信を失っている私たちがやるべきは、いきなり大きな目標を立てることではありません。 「確実にクリアできるゲーム」をすることです。

私の場合は、それが「資格試験」でした。 人間関係には正解がありませんが、資格試験には必ず「正解」があります。 30分勉強すれば、30分分の知識が確実に積み上がる。 努力すれば必ず点数が伸びる。

「昨日は解けなかった問題が、今日は解けた」

この1ミリの成長を毎日噛み締めること。 誰かに褒められるためではなく、昨日の自分に勝つためだけに時間を使う このフェーズで、「私は、やればできる人間なんだ」という自己効力感(セルフ・エフィカシー)を取り戻していきました。

フェーズ3:リリース期(新しい自分での再会)

自分との約束を守り続け、自信がついてきた頃、不思議な変化が訪れました。 あれほど怖かった他人が、怖くなくなっていたのです。

「私には、これだけのことをやり遂げた実績がある」

「一人でも充実した時間を過ごせる(私はソリチュードを知っている)」

この「自分軸」が確立されたことで、他人の顔色を伺う必要がなくなりました。 結果、必要な人とは適切な距離感で付き合えるようになり、無理な関係は自然と手放せるようになったのです。

ハードルは何でもいい。大切なのは「自分で決める」こと

私はたまたま「資格」を選びましたが、これは万人に共通する正解ではありません。 資格勉強が苦痛なら、絶対にやらないでください。嫌々やっても、自分を好きにはなれません。

あなたには、あなたのハードルがあります。 大切なのは、「自分で決めて(Self-decision)」「実行する(Action)」こと。 そのサイクルを回すことです。

あなたに合う「ハードル」の例

自分が「これなら少し頑張れば超えられるかも」と思えるものを選びましょう。

  • ランニング: 「毎朝15分だけ走る」と決めて、雨の日以外は靴紐を結ぶ。
  • 料理: 「週末は一汁三菜を作る」と決めて、丁寧に野菜を切る。
  • 読書: 「寝る前に5ページ読む」と決めて、スマホを置く。
  • 掃除: 「トイレ掃除を毎日する」と決めて、ピカピカにする。

なんでもいいのです。 重要なのは、「誰かにやらされていること」ではなく、「自分がやると決めたこと」である点です。 その「自分との約束」を守るために、あえて一人になる(ソリチュードを選ぶ)。 その時間が、あなたを強くします。

失敗してもいい。「再挑戦」も約束のうち

ハードルを設定しても、超えられない日は必ずあります。 疲れて寝てしまったり、サボってしまったり。 そんな時、昔の私は「やっぱり私はダメだ」と全否定してリセットしていました。

でも、今は違います。 「今日はダメだった。でも、明日はやる」 そうやって自分と再契約を結べばいいだけです。

完璧である必要はありません。 「転んでも、また立ち上がろうとする自分」を知っていること。 それもまた、自分への信頼につながります。 自分に対して、「まあ、あんたなら明日またやるでしょ」と信じてあげられる関係性。 それが、最強の「自分軸」です。

比較対象を「他人」から「過去の自分」に変える日記術

自分で決めたハードルを越えた時、セットでやってほしいことがあります。 それは、「できたこと」をノートに記録することです。

私は資格勉強と並行して、簡単な日記をつけ始めました。 感情を書き殴るようなものではありません。 その日、自分との約束をどう守ったかを記す「成長記録」です。

なぜ記録が必要なのか?

私たちは放っておくと、無意識に「他人」と自分を比べてしまいます。 「私は今日1ページしか進まなかったけど、あの子はもう合格している…」 そうやって他人と比較した瞬間、せっかくのソリチュード(自分を育てる時間)が、またロンリネス(惨めな孤独)に戻ってしまいます。

しかし、日記を書くと、比較対象が強制的に「過去の自分」に変わります。

  • 「昨日は疲れて寝ちゃったけど、今日は5分だけ机に向かえた」
  • 「先週はわからなかった単語が、今日は覚えられた」

他人と比べれば「たったそれだけ?」と思うようなことでも、昨日の自分と比べれば、それは紛れもない「前進」です。

「できたこと」を3つ書くだけでいい

書き方はシンプルです。寝る前に、その日の「小さな勝利」を3つ書くだけ。

  1. 朝、二度寝せずに起きられた
  2. コンビニでお礼を言えた
  3. 資格の本を2ページ読んだ

どんなに些細なことでも構いません。 文字にして可視化することで、脳は「私は今日も前に進んだ」と認識します。

このノートが1冊埋まる頃には、それは単なる日記帳ではなく、「私が私を裏切らなかった証拠」という、世界で一番心強い味方になっているはずです。 他人からの「いいね!」よりも、自分で自分に押す「花丸」の方が、ずっと深く心を温めてくれるのです。

今日、どんな「小さな約束」をしますか?

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 私が資格取得を通じて得たものは、知識やスキル以上に、「私は私の人生をコントロールできる」という手触りでした。

あなたは今、何かに不安を感じているかもしれません。 「自分には何もない」と思っているかもしれません。 もしそうなら、今日、一つだけ自分と約束をしてみませんか?

「今日は玄関の靴を揃える」 「寝る前に『お疲れ様』と自分に言う」 そんな、誰にも言えないくらい小さなハードルで構いません。

それを超えた時、あなたは心の中で小さくガッツポーズをするでしょう。 そのガッツポーズの数だけ、あなたは孤独を愛せるようになり、自分を好きになっていきます。

さあ、スマホを置いて。 あなただけのハードルを、一つ飛び越えてみましょう。

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